宮城県富谷市が行っている新たな総合病院の公募で、応募した2つの病院のうち1つは、仙台市にある東北医科薬科大学若林病院だったことがわかりました。

県の4病院再編構想を巡り、仙台市の東北労災病院が5月、富谷市への移転を断念したことを受け、富谷市は仙台医療圏にある別の総合病院の誘致を目指し6月5日から公募を行いました。公募は6月20日に締め切られて、富谷市は病院名を非公表としつつ2つの病院から応募があったことを明らかにしています。

その後の関係者への取材で、そのうちの1つが仙台市にある東北医科薬科大学若林病院だったことがわかりました。tbcの取材に対し東北医科薬科大学は「コメントを差し控える」としています。

病院用地は明石台地区のおよそ6万3000平方メートルで、富谷市は契約から30年間は無償で貸し付けることにしています。今後、応募書類の提出と委員会による選考を経て8月19日に病院を決定することにしています。