6日、酒は無事に「搾り」の日を迎えました。
その出来栄えは?

(金野泰明杜氏)
「80パーセント精米のおコメで、しかもササニシキで不安がすごくあったんですけど。まず香りに関しては最高にオッケーで、あとは甘辛のバランスと酸のバランスも結果いいお酒になっていると思います」
東日本大震災で被災した2つの企業が力を合わせて造り上げた、復興の象徴とも言える酒。

この酒にはふるさとの清流から「氣仙川」という名前が付けられました。

(八木澤商店 河野通洋社長)
「酔仙酒造も八木澤商店も陸前高田で被災して、一旦ダメになってしまったんですけど、そこからお互い頑張って15年。ここまで来れたので、その結晶として造れたことはすごくありがたいことだと思います」

あえて磨かない酒「氣仙川」は、ヨーロッパに輸出されるほか、7月下旬には陸前高田市内の商業施設でも販売される予定です。