岩手県内で相次ぐクマの出没や人への被害を受けて、佐々木淳副知事が環境省を訪れ、対策に必要な財源の確保や交付金の拡充などを要望しました。

青森県で行われている北海道東北地方知事会議に出席している達増知事に代わり、6日に環境省を訪れた佐々木副知事は、自然環境局の堀上勝局長に要望書を手渡しました。

要望では、クマなどの捕獲や被害対策に必要な経費を国が支援する指定管理鳥獣対策事業交付金の補助率の引き上げや、麻酔銃を使用できる人の要件緩和などによる捕獲体制の強化を求めています。

(佐々木淳副知事)
「市町村、現場がいかに苦労しているか何をすべきかといったものを総括的に聞き入れて」
「現場がより一層動けるそんな支援をお願いするということでご理解いただいた」

要望書を受け取った堀上局長は「内容をしっかり受けとめて今後の対応をとっていきたい」と話しました。