7月の参院選の「前哨戦」とされた東京都議選で“歴史的大敗”を喫した自民党。石破総理は会見で、参院選の勝敗ラインは「非改選を合わせて過半数」という考えを示し、「一番の関心は物価高」と述べました。

石破総理 参院選「非改選とあわせ過半数」

記者会見を開いた石破総理。7月の参院選について言及しました。

石破総理
「一番の関心が物価高ということにございまして、物価高というものにきちんと対応すること。(与党で)非改選と合わせまして、過半数というものを頂戴できますよう全力を尽くしてまいりたい」

ただ、22日の都議選では、裏金問題などで逆風が吹いた自民党。30議選から大幅に議席を減らし、過去最低の21議席となりました。また公明党も4議席減らし19議席となり、9回連続の「全員当選」を逃しました。

これに対し…

都民ファーストの会 森村隆行 代表
「ばんざーい!ばんざーい!」

31議席を獲得し、第1党に返り咲いた都民ファーストの会。特別顧問の小池都知事は…

都民ファーストの会 小池百合子 特別顧問
「都民の皆さま方の共感を得ることができた」

さらに、小池氏と近い玉木代表が率いる国民民主党も、0から9議席に躍進。参政党も0から3議席に伸ばしました。そのほか野党は、立憲民主党が5議席増やして17議席とした一方…

日本維新の会 吉村洋文代表
「我々の力不足と、小池都政が信任された、そういった結果なんだろうと思う」

「日本維新の会」は現職1人を含む6人全員が落選。さらに、去年の都知事選で2位となった石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」。擁立した42人全員が落選しました。

再生の道 石丸伸二 代表
「(候補者が)通ればうれしいし、通らなかったら悲しい。それ以外の感想って生まれるもんなんですか」