今月22日、7年ぶりに噴火が発生した霧島連山・新燃岳の噴火警戒レベルについて、気象庁は23日午後6時半に、2から、3の入山規制に引き上げました。
新燃岳はきのう22日午後4時半すぎに、7年ぶりに噴火が発生し、噴煙が火口から500メートルの高さまで上がりました。
気象庁によりますと、新燃岳では、前回5月の調査で観測されなかった火山ガスが、23日の現地調査で4000トン観測され、急増しているということです。
気象庁は「新燃岳の火山活動はさらに高まった状態となっている」として、午後6時半に、噴火警戒レベルを2から、3の「入山規制」に引き上げました。
気象庁は、火口から概ね3キロの範囲で弾道を描いて飛散する大きな噴石、概ね2キロの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。風下側では小さな噴石が遠くまで風に流されたり、大きな空振で窓ガラスが割れたりするおそれもあり、注意が必要です。