熊本県菊池市の菊池神社にある献穀田で、五穀豊穣を願う御田植祭(おたうえさい)が開かれました。
菊池神社の献穀田には約30人の関係者が集まって神事が執り行われ、雅楽の演奏の中、早乙女姿の女性と「白丁(はくちょう)」と呼ばれる白装束の男性たちが苗を手植えしました。

御田植祭は70年ほど前から続く菊池神社の伝統行事で、米どころである菊池地域の五穀豊穣を祈願するものです。
水田は「太田主(おおたぬし)」と呼ばれる農家が管理して、10月中旬に収穫されるということです。
太田主 木下彰さん「しっかり実って味も美味しく、しっかりとお供えできるお米が出来ればと思います」
収穫された米は12月に開催される菊池神社の新嘗祭(にいなめさい)で奉納される予定です。