これらの品を集めたのが、「昭和の学校」の館長、いえ、校長の照井正勝さん76歳です。

(照井正勝さん)
「私自身が昭和人ですので、なんとなく昭和は元気になれるんじゃないかということで、自分を振り返る感じで作りました」

花巻市出身の照井さんは、閉校した前田小学校の卒業生です。
閉校からおよそ3年後の2015年、母校を自分が子どもだった昭和30年代の街並みを再現した施設に再生させました。
校内の展示は、映画館や飲食店などさまざまな店をイメージしています。

(照井正勝さん)
「(ここは床屋さん?)そうです。私の幼少時もこういうところで育ちました」

こちらは家の茶の間と理容師だった照井さんの母親が働いていた店を再現した空間です。

(照井正勝さん)
「(当時の床屋で使った)イスを用意したかった。これを探すのに苦労しました。それとつけたかったのは逆さ時計。座ったままで鏡から時間がわかるっていう」