参院選の前哨戦と位置づけられる東京都議会議員選挙は、あす投開票が行われます。選挙戦最終日のきょうも各党が有権者への訴えを行っています。
都議選は42の選挙区、127議席をめぐり、平成以降で最多となる295人が立候補しています。
焦点の1つは、小池百合子都知事を支える自民党、都民ファーストの会、公明党のいわゆる「知事与党」が過半数を維持するかです。
自民党 石破茂 総裁
「私達は本当に困っている人、本当に困っている世帯、そういう方々にすぐに行き渡る政策を実行する」
都民ファーストの会 小池百合子 特別顧問
「東京はスピード感が命だと思っています。皆さんとともに東京大改革3.0を進めていきましょう。インクルーシブな社会、東京をつくっていきましょう。みんなにチャンスがある東京をつくっていきましょう」
公明党 斉藤鉄夫 代表
「皆様の命と暮らしを守る、物価高から守る。また、自然災害から守る。何としても今回、公明党に役割を果たさせていただきたい」
共産党と立憲民主党は、一部の選挙区ですみ分けを行っていて、議席の上積みを目指しています。
共産党 田村智子 委員長
「安定した働き方、まともな給料を東京都が率先してつくっていくべき。東京都の政治、大きく変えて参りましょう」
立憲民主党 野田佳彦 代表
「東京都庁にプロジェクションマッピング、都庁に光を当てるんじゃない。今、光を当てるのは都民の暮らしに光を当てるべき」
国民民主党や再生の道は、都議会で初めての議席を獲得できるかが焦点です。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「手取りを増やすためにも、そして高齢者の皆さんが安心して暮らしていけるためにも、ぜひ私達、国民民主党、新しい選択肢、都政の新しい選択肢、国民民主党に皆さんの1票を託してください」
再生の道 石丸伸二 代表
「都議会をもっと良くするために、新たな選択肢を用意しました。それが再生の道です。再生の道は都議会の監視機能を正しく機能させる」
このほか、今回の都議選では、日本維新の会、東京・生活者ネットワーク、参政党、れいわ新選組、社民党、日本保守党などからも候補者が立候補しています。
東京都選挙管理委員会によりますと、期日前投票を行った人は、きのうまでに125万2376人で、前回の都議選の同じ時点と比べると1.26倍、およそ25万人増えました。投開票2日前の時点では過去最多となっています。
投票は、あす午前7時から一部の地域を除き午後8時まで行われ、即日開票されます。
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