地域での「ねぷた運行」が名物となっている青森県弘前市の養生幼稚園で、2025年も囃子の練習がはじまり、園児たちが初日から熱を帯びた演奏を披露しています。
弘前市の養生幼稚園では1950年から毎年、地域でねぷた運行を行い、2025年で76回目を迎えます。
2025年の練習初日の20日は、さっそく、熱を帯びた演奏となりました。
年長組の園児たちは、直径30cmの担ぎ太鼓をリズムよく叩き、初日から行進しながら練習。練習を見守る年中組は「ヤーヤードー」の掛け声で、雰囲気を盛り上げました。
囃子の練習は、土日を除いて毎日30~40分行い、進行・休み・もどりっこの3つの囃子をマスターします。
園児たちは
「どんどんうまくなりたい」
「(たいこは)重かったけれども、はじめてにしては軽かった。ねぷたと太鼓の音をあわせながら、がんばってやりたいとおもいます」
6月25日には、ねぷた絵師の三浦呑龍さんが幼稚園を訪れ、園児たちの前で扇ねぷたを書き上げることになっています。
養生幼稚園の“伝統のねぷた”は、7月6日に園児や保護者、それに卒園した子供など約300人が練り歩き、地域を盛り上げます。