焼けただれた人々、水を求める声

自宅は爆心地から、およそ3.6キロ。
何が起きたか分からないまま、家の近くの防空壕へ逃げ込みました。

美輪明宏さん:
「側にいたお手伝いさんが『こっち!こっち!』っていって、二人で布団かぶって、『また来るかもしれんからって逃げよう!』と言って逃げたんです。近所の楠神社という所の下に防空壕があって、そこに許可を得て逃げ込んで外に出たら……、お化けみたいになって頭の先から足の先まで火傷だらけの人間が逃げまどってましてね。服が一瞬にしてボロボロになって…。ひどいもんでしたよ」