「岩木山」をテーマに青森県出身の2人のアーティストが手がけた共同作品展が、青森県の県立美術館ではじまりました。
「岩木山」をテーマとした展示会は、津軽こぎん刺しによる作品を35年以上、制作してきた工芸作家の貴田洋子さんと、岩木山を描き続ける画家・石澤暁夫さんがコラボしたものです。
貴田さんの作品「津軽・稔り輝く」は、津軽こぎん刺しの新たな表現の可能性と独自性が評価され、日本最大の総合美術展覧会「日展」で特選を受賞しました。

そして、石澤さんの作品「岩木山レインボーオーラ」は、これまで400点以上描いてきた作品の中で最もサイズが大きく、岩木山が世界全体を覆うイメージを表したと言います。

現代津軽こぎん刺し作家 貴田洋子さん
「やっぱり『こぎん』ってすばらしいのねって、実感して感動してもらえたらとってもうれしく思います」
画家 石澤暁夫さん
「それぞれの岩木山で、いろんなイメージが膨らむと思うんですけれども、自由な感性の目で見ていただき、楽しんでいただければと思います」
展示会は6月29日まで開かれ、21日は午後2時から2人によるギャラリートークも行われます。