自転車の盗難やうそ電話詐欺被害の防止を呼びかけようと、鹿児島大学で防犯キャンペーンが行われました。
20日は、鹿児島中央警察署の警察官と鹿児島大学の学生、それに防犯ボランティアなどおよそ20人が参加しました。

参加者は、キャンパス内に止めている自転車を見て周り、鍵がかかっていない自転車や防犯登録ができていない自転車に注意を促すタグを貼り付けていきました。
一方、近年、学生を狙ったうそ電話詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害が増加していることから、「闇バイトに手を出すと、一生後悔することになる」などと書かれたチラシを配り、注意を呼びかけました。
(大学4年生)「海外から(電話が)かかってくることがある。怖い。インターネットで番号を調べたらどこからかかってきたのか分かるので対策している」
(大学4年生)「信頼できないメールは開かないようにしたり、年齢に関係なく被害が及んでいるので、他人事と思わず自分にも被害が起こりえると意識している」
(鹿児島中央警察署 茗ヶ迫典昭天文館・地域安全対策官)「儲け話、副業サイト、闇バイトなど簡単に儲かる話はない。すぐに近くの人や交番、警察署に相談してほしい」
鹿児島中央警察署によりますと県内でのうそ電話詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は、今年に入って5月末までで220件・9億3700万円あまりと、去年の同時期より93件増えています。