日本陸連は20日、東京世界陸上(9月)の代表選考会を兼ねた「第109回日本陸上競技選手権」(東京・国立競技場)のエントリーリスト(暫定版)を発表した。

すでに「東京2025世界陸上」の日本代表に内定している、パリオリンピック™女子やり投 金メダリスト・北口榛花(27、JAL)、男子100mで世界陸上オレゴンとブダペストで2大会連続入賞を果たしているサニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)などがエントリー。

男子では、セイコーゴールデングランプリ男子100mを制した栁田大輝(21、東洋大学)が今大会でも100mに出場。男子400mには、パリ五輪男子4×400mリレーで6位入賞を果たした中島佑気ジョセフ(23、富士通)、佐藤拳太郎(30、富士通)、佐藤風雅(29、ミズノ)がエントリーした。また、男子走高跳には、パリ五輪5位入賞の赤松諒一(30、SEIBU PRINCE)が名を連ねた。

女子は、1500m・5000mの2種目に田中希実(25、New Balance)、100mハードルには、日本記録保持者であり、パリオリンピック準決勝進出の福部真子(29、日本建設工業)と、同じく準決勝進出を果たした田中佑美(26、富士通)が出場する。

また、日本国籍を取得したフロレス アリエ(21、日体大)は100mと200mと400mの3種目にエントリーした。

世界陸上2大会連続ファイナリストのサニブラウンは昨年のパリオリンピック™の準決勝で9秒96をマークし、決勝には進めずも、東京世界陸上の参加標準記録(10秒00)をクリアした。参加標準記録を突破している選手は、今大会、3位以内(男子110mハードルは2位以内)に入れば、世界陸上代表に内定する。