◆5年前は福岡市とソウルで大規模訓練
Jアラートの伝達手段は、主に3つです。市町村からの防災無線など。携帯電話各社を通じた緊急メールの配信。そして、テレビやラジオによる放送です。5年前のミサイル発射でJアラートが発令されたあと、福岡市が実施した大規模な訓練の様子です。

RKB三浦良介「北朝鮮のミサイル発射を想定した訓練が始まりました。公園にいた人が地下の方に避難していきます」
福岡市は2017年12月に、国と連携した大がかりな訓練を実施。訓練であると表示した上で、ミサイルの発射によってJアラートが出たことや上空を通過したことを、市民の携帯電話にメールで送信しました。
「初めびっくりしましたね、音が」
これを受けて、地下鉄や西鉄、JRの車両が安全確認のために一時停車したほか、小学校では、授業を一時中断して子供たちが校舎の中に避難。繁華街、天神の公園では、市民が地下街に移動して身を伏せました。
「子供と一緒の時だったらいいんですけど、別の時はどうするんだよっていう話を家でした方がいいかなと思いました」

RKB上土井剛「ソウルの中心部で、サイレンが鳴り響いています」
一方、同じ2017年にお隣、韓国で実施されたミサイル攻撃を想定した訓練。ソウルの繁華街で地下街への避難を呼びかけましたが、福岡の訓練の光景とは対照的でした。

「中に入ってください! 地下に入ってください!」
「(北朝鮮のミサイル挑発が)繰り返されるから、もう慣れていますよ」














