◆福岡に出た時どうしたら?
福岡県を対象にしたJアラートが出た場合、私たちはどのような行動をとればいいのでしょうか?

「分かんないです」「地下街に逃げるか……。何も考えてないです」
政府の方針によると、ミサイルの着弾に備えて、警報を受け取った人は頑丈な建物や地下へ避難。近くに建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭を守る。屋内の場合は窓から離れるなど、爆風や破片から身を守る行動を呼びかけています。
東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授「屋内が比較的、外にいるよりも(安全な)可能性が高い。かつガラスから遠い場所。もし歩行中や運転中で、近くに頑丈な建物で受け入れてくれそうな場所があれば、ぜひそこに身を寄せてもらいたい」
◆「緊急一時避難施設」に2427か所が指定
福岡県は、ミサイル攻撃があった場合の一時的な避難先として、コンクリート構造の学校や体育館など、県内の2427か所を「緊急一時避難施設」に指定しています。このうち、身を守るのに特に有効とされるのが地下施設です。

RKB原口佳歩「福岡市地下鉄は、駅舎が地下にある33駅が、Jアラートが出た場合の避難施設に指定されています」
福岡市が指定する一時避難の地下施設は、地下鉄の駅や天神地下街、天神中央公園の地下駐車場など49か所です。一方、北九州市の地下施設は、横断地下道など6か所です。ただ、地下施設は多くの人の避難先として十分とは言えないうえ、そのほかの地域にはほとんどないのが実情です。福岡県は今後、市町村にある地下も含めた公的な施設で、ほかにも緊急一時避難施設として利用できる場所がないか、確認を進めることにしています。














