青森県内は18日、午前から気温が上がり、弘前と三沢で最高気温が30℃以上を観測して「真夏日」となりました。この暑さで5人が「熱中症」の症状を示し、病院に運ばれました。

八戸市の史跡根城では、保育園の園児がウメの収穫体験を行っていました。最高気温が29.1℃となり、水分や塩分をとりながらの収穫です。

収穫体験をした園児
「大変じゃなかった。すごく楽しかった。おにぎりにする。みんなで食べる!」

18日の最高気温が30℃以上の「真夏日」となったのは、23の観測地点のうち弘前の30.3℃と三沢の30.1℃でした。

青森市は、午前6時50分に気温が25℃に達して、15の地点で最高気温が25℃以上の「夏日」となりました。

鶴田町のブドウ畑では、実に栄養をいきわたらせるための摘芯作業が行われています。

外での長い時間の農作業で、日光を直接浴びないようにフードを被り、長袖を着て作業をしているため、この暑さは身にこたえるといいます。

スチューベン農家 山田俊さん
「大変だが休み休みやりながら、ブドウも適宜やることがあるので、それをやりつつも自分の体が資本なので、体に気を付けながらがんばっていきます」

消防によりますと、県内で「熱中症」の症状を示し病院に運ばれたのは、18日は5人でした。

19日は、多くのところで18日より暑さが和らぐものの内陸部を中心に気温が上がる見込みで、引き続き熱中症対策が必要です。

熱中症のサインは?

熱中症になると、どのような症状が出るのか確認します。
日本気象協会によりますと、「めまい」や「顔のほてり」「手足の筋肉がつる」、さらに「呼びかけに反応しない」「まっすぐ歩けない」などは重い熱中症にかかっている疑いがあるということです。

こうした時には、すぐに医療機関を受診する必要があります。

予防として、こまめな水分補給、十分な睡眠、それにバランスの良い食事も重要で、日常生活の心がけが大切です。