与論島と沖永良部島で、主にウリ科の野菜に害を与える「セグロウリミバエ」があわせて14匹が確認されました。また、与論島ではセグロウリミバエの幼虫も確認されました。
県によりますと今月11日には与論町で、今月16日には与論町と沖永良部島・知名町で、セグロウリミバエのオスの成虫あわせて14匹がわなにかかっているのが見つかりました。セグロウリミバエは今年3月に県内で初めて見つかって以来、今回であわせて47匹確認されました。
また、今月16日には与論町でセグロウリミバエの幼虫が確認されました。県内でセグロウリミバエの幼虫が見つかるのは、今月11日に与論町と知名町でそれぞれ確認されていて、今回で3例目です。
セグロウリミバエは体長8ミリから9ミリほどの小型のハエです。主にウリ科のキュウリやスイカ、カボチャのほかトマトやピーマン、パッションフルーツやスモモ、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどの果実に寄生すると、腐って落ちるなどの被害が出ます。
県は農作物被害の危険性が高まっているとして、地域住民に対してウリ科の野菜などの栽培を自粛するよう呼びかけているほか、幼虫が確認された果実の半径2キロ圏内を中心にわなを設置して、駆除を行っていくということです。