青森県が新たに整備する野球場や県営スケート場などを含む「ボールパーク」についてです。宮下知事は18日、青森市の「県総合運動公園」をボールパークの整備の検討対象地とすると発表しました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「(ボールパークの)整備場所は、アクセス面や駐車場を含む敷地面積、周辺施設などの相乗効果などを勘案し、青森市の県総合運動公園を検討対象地にしたい」

宮下知事は、18日の県議会一般質問でボールパークの整備場所に関する新たな構想の検討案を示しました。

整備が検討されるのは、青森市安田にある「県総合運動公園」です。

「ボールパーク」には、野球場や屋内練習場のほか、県営スケート場などが入る構想です。

青森市民は
「そんなに抵抗はないですね。運動施設として考えるのであれば。文化的な遺跡も近くにある。悪くもないのでは」

「(公園は)縄文遺跡とか、掘削すれば何が出てくるか分からない。(その問題が)クリアできれば大歓迎」

県総合運動公園では、1967年に建設された県営球場でいまも高校野球の県大会などが開かれています。

ただ、近年は施設の見直しが相次ぎ、陸上競技場は2019年から、プールは2024年から使えなくなりました。

県は「ボールパーク」の整備にあたり、セントラルパークや県立中央病院の跡地、それに新総合運動公園なども候補地として議論したものの、最終的に県総合運動公園を検討地としたということです。

その理由について、県立美術館や三内丸山遺跡など周辺にある施設との相乗効果や約20.1ヘクタールある敷地などをあげています。

青森県 宮下宗一郎 知事
「ボールパークは、野球場や野球関係者からのニーズが高い屋内練習場だけではなく、多様なスポーツや交流を楽しめるよう、県営スケート場も合わせて整備し、季節や天候に関わらず、年間を通じて多くの県民の皆様が楽しめる場所にしていきたいと考えております」

「ボールパーク」の基本計画は、2025年度中に策定される予定です。