新たな工房には水害対策も

本田奈也花 アナウンサー
「結構、床が高くなりましたね」

藍森山 6代目 森山典信さん
「全体として床上げをしてて、梁とか柱とか基本的に使われるものはそのまま使って」

天井を解体して開放的な吹き抜けになった新しい工房。

かつて50基ほどあったかめは約半分に。作業しやすい動線を確保しました。

藍森山 6代目 森山典信さん
「動線のところに柄が付いているんですけど、割れたかめを表面に残しています。これまで6代続けてきてもらっているというところ、それをしっかり残すようにしました」

かめを固定するのは、水に濡れると固くなる真砂土。かめが割れた時の入れ替えもスムーズだとか。

藍森山 6代目 森山典信さん
「水害の対策として15センチほど床を上げています」

本田奈也花 アナウンサー
「各所に隙間がありますね」

藍森山 6代目 森山典信さん
「これで排水をいかに早くできるかっていうところも。今回、約2年間、立ち直るのにかかってしまったので」

再開に向けて、まずは染料を発酵させる「藍建て」の作業を進めています。