卸売業者同士の取引価格も下落

一方、16日に農林水産省が公表した全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は、前の週より48円安い、4176円となり、3週連続で値下がりしました。
備蓄米を含む「ブレンド米」などの割合が増えたことが主な要因とみられています。

カネガエでも随意契約分の備蓄米が流通し始めた、先月末ごろから卸売業者同士での取引価格=スポット価格が急激に下落していると話します。

カネガエ 米穀部門 森島一紗 部門長
「1俵当たり(約60キロ)で言うんですけど1万円以上は下がってきていると思います。計画的に新米まで持たせようと思っていたところが備蓄米が前倒しに出てきて、新米まで持たせようと思っていた銘柄米が売りに出されている」
カネガエでは今後も価格が下落する可能性があるとして、卸売業者間での取引を一時、見合わせています。

今後は今年の新米の価格の動向を注視したいということです。
カネガエ 米穀部門 森島一紗 部門長
「今やっぱり一旦マーケットを冷やすと言うことで言われているんですけど、それが冷えた後どうされるかというところを見直していかれるので、消費者さん、生産者さんがいいあんばいのところに落ち着けばいいなと思っています」














