熊本空港の運営会社は、2024年度の営業利益が黒字になり、2020年に完全民営化した後はじめての営業黒字になったと発表しました。

熊本空港を運営する「熊本国際空港」によりますと、昨年度の営業利益は4億4800万円の黒字で、3100万円の赤字だった前年から黒字に転換しました。

また売上高は前年から22.8%増の74億4500万円で、4年連続の増収でした。

韓国・釜山便の就航や半導体関連企業の集積で、前年と比べて国際線の旅客数が23万人から47万人へ倍増し、国内線も305万人から317万人へ12万人増えたことなどが好調の要因で、熊本国際空港は「計画よりも好転したことで、営業黒字になった」と話しています。

ただ、7月から10月下旬まで香港航空が定期便を全便欠航するなど不確定要素があることから、2025年度3月期の業績見通しは立っていないということです。