東北新幹線は現在、東京駅と仙台駅の間の上下線で運転の見合わせが続いています。回送列車が走行できなくなった影響で、現在、身動きが取れなくなった他の新幹線から乗客を降ろす作業が続いています。

JR東日本によりますと、午前11時半前、東北新幹線の回送列車が走行中に加速できなくなり、栃木県の宇都宮駅と那須塩原駅の間で停車しました。

この影響で、東北新幹線は東京-仙台間の上下線で運転を見合わせていて、運転再開の見込みは午後7時ごろになるとしています。

仙台まで出張予定だった人
「昼過ぎの電車を予約していたが、2時間たっても全然動く気配なくて。全然話にならない、困ったなという感じです」
仙台に帰る予定の人
「このごろ、JR東日本さん、結構(止まることが)多いので。気にはなっていたんですけど、びっくりしました」

走行できなくなったのは上野駅から盛岡駅に向かう回送列車でしたが、この影響で、後続の「やまびこ」と「はやぶさ」の2編成が宇都宮駅と那須塩原駅の間に停車しました。

あわせて1100人の乗客が一時、車内に残されましたが、午後3時過ぎ、「はやぶさ」に別の新幹線を横付けして、スロープを使って乗客の乗り換えが行われています。

「やまびこ」は宇都宮駅まで自力で引き返すということです。