【夏の太平洋高気圧が北上中】

日本の南に中心を持つ太平洋高気圧が北に勢力を増してきています。
17日正午までの最高気温は、群馬・高崎市上里見で37.7度と、今年、全国で最も高い気温を更新しました。

【仙台では今年初の真夏日 観測史上最も早い猛暑日の可能性も】

厳しい暑さは宮城県内も例外ではありません。
仙台では午前8時20分頃に30度に達し、今年初めて真夏日になっています。
①暖かな空気、②強い日差しに加え、③熱風が山を吹き降りるフェーン現象の影響で、最高気温は35度と予想しています。
実際に観測されれば、宮城県内で観測史上最も早い猛暑日となります。

【全国では熱中症警戒アラートが出ている地域も】

全国の暑さ指数(出典:環境省HP)

宮城県内は厳しい暑さとなっているため、熱中症に警戒が必要です。ただ、湿度は50%前後と比較的乾いた空気が流れ込んでいるため、湿度のウェイトが7割を占める暑さ指数は低めで、熱中症警戒アラートが出るような状況にはなっていません。
全国では、千葉、茨城、和歌山、鹿児島(奄美地方を含む)、沖縄(宮古島地方を除く)で熱中症警戒アラートが出ていて、厳重な警戒が必要です。
参照:環境省の熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)

【熱中症予防のための行動(環境省・気象庁発表)】

・屋内では、エアコンを適切に使用し、涼しい環境で過ごしてください。
・屋外への外出は、なるべく短時間にする、暑い時間を避けるなどを心がけてください。また、日傘や帽子を活用してください。
・屋内・屋外を問わず、こまめに水分補給・塩分補給をしてください。
・高齢者、子ども、持病のある方、からだに障害のある方、肥満の方等の熱中症になりやすい方々は、特に熱中症予防のための行動をとってください。また、身近な方からも、熱中症になりやすい方々へ、見守り・声かけをしてください。
・施設の管理者やイベント主催者等は、暑さ指数を確認の上、施設の利用者やイベント参加者等に対して、熱中症予防に関する呼びかけなどを行ってください。