野菜は生育環境で違いが トマトやナス、トウモロコシは甘味アップ

一方、野菜への影響について、「カラフル野菜の小山園」小山三佐男さんに聞いたところ、「ダイコンにひび割れが起きたり、生育異常で花が咲いた」といいます。育成スピードが早まり、収穫前に花が咲いてしまったというのです。

ほかにもレタスが栄養不足で変色したり、しおれたり、紫カリフラワーは猛暑の影響で腐食や干からびてしまったそうです。

これらの原因について、小山さんは「雨が降った後に暑い日が続くと地中が蒸れて野菜が腐ってしまう」といいます。

地中が湿気の多いサウナや砂風呂みたいな状態になってしまっているというのです。

一方、トマトやナス、トウモロコシなどは地表から(実が)少し離れているので、甘味がアップして美味しくなっているということです。

また、オンライン直売所「食べチョク」代表の秋元里奈さんによりますと「(メリハリ型の梅雨で今年は)秋になると美味しい栗が収穫できそう」といいます。

例年のデータによると、暑さや雨のバランスがいいと、美味しい栗ができるということです。