5月までの特殊詐欺の被害額が去年の14倍と急増している島根県。
16日、松江市内に、県民に特殊詐欺被害防止を呼び掛けるコールセンターが設置されました。
(デモンストレーション)
「今多い手口は2つあります。1つは警察官をかたる電話です」
特殊詐欺への注意を呼び掛けるのは、16日、松江市に開設されたコールセンターのスタッフです。
島根県警から業務を受託した県防犯連合会の職員が、電話帳や警察の捜査で押収された名簿などをもとに県民に電話をかけ、最近多い手口などを伝え特殊詐欺の被害防止に努めるという取り組みです。
今年5月までの県内の被害額は、去年の約14倍にあたる約3億円。
今年は警察官をかたる「オレオレ詐欺」が多く、世代別では20代など若者の被害が多いということです。
島根県防犯連合会 小谷直也 専務理事
「特殊詐欺は自分は絶対騙されない、と思っている方ほど被害にあいやすいという結果がある。自分は騙されるかもしれないと思っていただいて、様々な対策をとってほしい」
コールセンターは今年度いっぱい開設され、1日あたり400件を目標に電話で注意を呼び掛けたいとしています。