袴田巖さんの再審は開始が決まるまで40年以上かかったことから、法務省は再審制度の見直しを「法制審議会」に諮問し、議論を開始しました。再審開始決定に対する検察官の不服申し立てを認めるかどうかなど議論が進められています。

大崎事件の弁護団らは15日集会を開き、再審制度見直しの必要性を訴えました。

(大崎事件弁護団 鴨志田祐美弁護士)「大崎事件は証拠開示のルールが再審にないという理不尽と、裁判所が再審開始決定をしてくれても検察官の不服申し立てで長引くという2つの法の不備を体現している事件。アヤ子さんが命あるうちに無罪を勝ち切るためには、再審法改正がなければ無理」
弁護団は5回目の再審請求へ向けて、新証拠の検討などの準備を進めています。