今年4月、山形県高畠町でおきたひき逃げ事件でおよそ1か月半後に逮捕された男が、事故を起こした後に現場近くで車を盗んだ疑いできょう再逮捕されました。
盗んだ車は東京都内で発見されていて、警察は男が逃走のために盗んだとみて調べを進めています。
窃盗の疑いで再逮捕されたのは、本籍が福島県会津若松市の住居不定、無職の男(38)です。

男は、4月5日午後7時ごろから6日午前10時ごろまでの間、高畠町高安で乗用車1台を盗んだ疑いがもたれています。
警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
男は、4月5日午後7時前、高畠町高畠の国道で軽トラックを運転していた際にバイクに追突し、10代の男性に大けがをさせたにもかかわらず救護などを行わないで現場から立ち去ったひき逃げなどの罪で起訴されています。
男は、軽トラックを乗り捨て現場から立ち去っていて、およそ1か月半後、神奈川県の路上で逮捕されました。
事故のあと、現場近くでは車が盗まれる被害があり、警察の捜査で、男が盗んでいたことがわかったということです。

関係者によりますと、男は、農道脇に駐車されていた車を盗んでいました。
その後、その車は東京都内で見つかったということです。
警察は男が逃走のために盗み、使用したものとみて捜査を進めています。