青森県五所川原市金木出身の作家・太宰治の魅力に迫る「太宰ウィーク」が開かれています。
イベントは、地元のNPO法人が太宰を訪ねて街歩きをしてもらいたいと開いたもので、コロナ禍で休止して以来7年ぶりの開催となります。
今回は、6つの施設のほか町内で営業する店舗などが参加して、街歩きを推奨します。
観光物産館「産直メロス」では、地元のイラストレーター・山本風花さんが手がけた太宰作品の『豆本』や『キーホルダー』などがカプセルトイとして販売されているほか、「人間失格」の『豆本』が8冊で完結するセットが人気を集めています。
そして、「メロス食堂」では太宰が好物だったという筋子と納豆を使った『太宰オムライス』が17日から販売され、イベントを盛り上げます。
このほか、「斜陽館」では“ダザイさん”や“オサムさん”、太宰治の本名の“ツシマさん”や“シュウジさん”、それに太宰と同じ6月19日生まれの人も入館料が100円引きになります。
太宰治記念館 斜陽館 舛甚富美子 館長
「きのうときょうで、約10名程が来ています。“オサムさん”(という名前の人)と誕生日が同じ人が多いです。6月19日には、朗読会や児童によるカルタ大会なども行うので、斜陽館に遊びに来てほしい」
金木の様々な場所で太宰に触れることができる、この「太宰ウィーク」は、22日まで開かれます。