コメの価格高騰は地域の子ども食堂にも少なからず影響が及んでいる中、なんとか「子どもは無料」の弁当をと試行錯誤が続いています。
石川県加賀市の地域コミュニティ食堂「まんぷく食堂」は、2017年に子どものいる家庭や妊婦を地域で支えようと開設された子ども食堂です。
現在は子どもには無料で、大人には300円で、手作り弁当を提供しています。
NPO法人かもママ・河原廣子理事長「6月のまんぷくメニューは、キャベツとハムのチーズ春巻き、肉団子、かに玉、モヤシとキュウリのナムル、わかめご飯になります」

運営する「NPO法人かもママ」では、地域の人からコメや野菜の寄付などを受け食材を賄っています。
しかし、コメ価格の高騰の影響か、コメの寄付は前の年と比べて減少しているといいます。
NPO法人かもママ・河原廣子理事長「(前は)個人の農家や農園の方からいただきましたけど本当になくなりました。これまで3袋ご寄付いただいた方も「今年はごめん1袋しか寄付できない」と言っていただいた方もいる。それでも高騰している中でコメを一袋30キロ頂けるのはありがたいと思い感謝している」