信号無視する人「4分類」とは?

信号無視をしてしまう行動には、どんな心理が作用しているのか。東北工業大学名誉教授で日本交通心理士会の会長を務める太田博雄先生に取材したところ、信号無視をする人は大きく4つに分類されるそうです。

①そもそも法律を軽視している人
②黄色は注意して進んでよいなど「誤った知識」を持っている人
③危険を察知する予測力が低下している人
④「急ぎの感情」が優先されてしまう人

特に焦りやイライラする感情が出てきた際は、気持ちをセルフコントロールする必要があると太田先生は指摘します。方法の一つに「予期後悔」という言葉があるそうです。

日本交通心理士会会長 太田博雄名誉教授:
「後悔を予期する能力を我々は持っている。こんなことをして、後でこんな風になったら嫌だよねと。『予期後悔』と言う。後悔を先にしておく、それも感情コントロールの重要な方法。ネガティブな感情が起こった時にどう対処するか引き出しを持っておくことが重要」

焦っていたとしても、この後に危険が起きるかもしれない、トラブルが起きるかもしれないと予期することで気持ちを落ち着かせ、信号無視などの危険な行動を回避するというものです。また、自分の性格をよく知っておくことも感情のセルフコントロールには大事だと太田先生は話していました。