岡谷市で金属精密部品の製造を行っていた「ナイス」が、12日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。
負債はおよそ4000万円と見られています。

民間の信用調査会社、帝国データバンク松本支店によりますと、「ナイス」は、2002年1月に創業された金属精密部品の製造業者で、産業機械の製造業者向けに金属精密部品の加工を手がけていました。

しかし、半導体市況の浮き沈みや生産調整などに伴う得意先の設備投資需要の縮小から受注が低迷し、2024年5月期の年売上高はおよそ2500万円に留まっていました。

加えて原材料コストの上昇を受注価格に転嫁しきれずに収益も悪化したことから資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。

負債はおよそ4000万円と見られています。