46年前の大崎事件で殺人罪などで服役し、今も無実を訴えて裁判のやり直し=再審を求めている原口アヤ子さんが、きょう6月15日、98歳の誕生日を迎えました。

46年前に、鹿児島県大崎町で当時42歳の男性が遺体で見つかった大崎事件をめぐっては、原口アヤ子さんが殺人罪などで服役しましたが、一貫して無実を訴え、再審=裁判のやり直しを求めています。

きょう15日、98歳の誕生日を迎えた原口さんのもとには、静岡県で一家4人が殺害された袴田事件の再審で、去年、無罪が確定した袴田巖さんの姉・ひで子さんらが訪れ、激励しました。

(袴田巖さんの姉・ひで子さん)「再審法の改正を早くやってもらわないと。こういう被害者がたくさんいることを、国はよく考えていただきたい」

原口さんの弁護団によりますと、現在、5回目の再審請求に向けた新証拠の検討などを進めているということです。