“人件費を削って生産コストを下げる” 生産者の取り組み

栃木県で先進的なコメ作りに取り組む農家。東京ドーム5個分の水田を2人で管理していて、新たにトラクターの自動運転を導入するといいます。

岡田農園 岡田伸幸代表
「GPSを受信してハンドル操作をしてくれる。自動運転装置ですね」

人件費を削って生産コストを下げる努力。「コメ市場をじゃぶじゃぶ」にして価格を下げる小泉大臣に対しては…

岡田農園 岡田代表
「そもそもコメはじゃぶじゃぶあったんですよ。それを減反によって(生産を)抑えてきたのに、(長期的に)一体どういうことを考えてるのか我々にはもう理解できないです」

農機具が高騰するなか、抱えた借金は1億円。

岡田農園 岡田代表
「これ(コンバイン)がですね10年前ですと、定価で1200万円程度だったんですよ。今ですと定価2200万円するんですよ」

機材などの高騰で心配なのが、コメの価格が再び下がりすぎることです。

岡田農園 岡田代表
「(これまで)価格が下がったときには、政府は何もしてくれなかったわけですよ。ここに来て価格が上がった途端、備蓄米放出とかそういった対応をされる。もうちょっと生産者に目を向けて、制度設計をしてもらいたい」

コメの消費者と生産者。共に納得できる対策が求められています。