起訴状によりますと、殺人や死体損壊などの5つの罪に問われている住所不定で無職の山口優被告(33)は、2022年11月、交際相手の前田広樹被告(※一審判決懲役25年で控訴)と共謀して仙台市青葉区の自宅アパートで知人の佐藤大貴さん(当時22)の首をタオルのようなもので締め付けて殺害し、遺体をチェンソーで切断し若林区荒浜に埋めたなどとされています。

11日の初公判で山口被告は、死体損壊と遺棄の罪は認めたものの、傷害と強要の罪は一部否認、殺人についても起訴内容を否認しています。

13日は、共謀した前田広樹被告(33)への証人尋問が行われ、前田被告は、知人男性に日常的に暴力をふるっていたと話し「山口被告も一緒になって殴る蹴る暴力をふるったことがあったと思う」などと証言しました。

暴力の理由について前田被告は、自分の陰口を言っていたことに加え、山口被告と住んでいたアパートに、知人男性が同居するようになったことを挙げ、前田被告との2人の時間が少なくなることで、山口被告は次第に知人男性のことが疎ましくなったのではないかと述べました。
