「随意契約」の備蓄米が全国に広がるなか、政府はコメの転売を禁止する政令改正を閣議決定しました。備蓄米をめぐる外食産業や自治体の支援について見ていきます。

外食チェーン店でも始まる"備蓄米”

南波雅俊キャスター:
まず「外食チェーン店」に備蓄米はまわっているのでしょうか。

Nスタが取材した企業の半数以上は、「具体的な内容は開示していない」ということでした。

そんな中、お答えいただいた企業があります。

「CoCo壱番屋」は、2024年産の備蓄米を一部店舗で使用しているということでした。安定的に調達するためというのが理由です。

「くら寿司」も、5月からブレンド米の一部に、2024年産の備蓄米を一部店舗で使用しているということで、価格の変更はありません。

なお、これは2024年産(の備蓄米)なので、いわゆる古古米など、随意契約で世に出回っている小泉大臣のときの備蓄米とは違い、江藤大臣のときの備蓄米ということになります。

山内あゆキャスター:
あまり出回っていないと言われていましたが、一部では流通していたということですね。