案内してくれるのは、道路の維持管理などを担う高松市都市整備局の増尾真吾さんと、地元の郷土史などを研究する村山淳さんです。

早速その「激レア」標識の場所へ連れていってもらうことに。

(村山淳さん)
「地域の人に案内されて、何回か素通りして『どこだ?どこだ?』と言って見つけた標識。よくよく見てみると、確かに珍しいのかなという…まず読めなかった

読めないんですか?

え、読めないんですか?
道路標識なのに?

国道に並走する、いわゆる旧道でしょうか。
ほとんど車の通らない、住宅に挟まれた狭い道路を歩いていくと、それは現れました。

(城記者)
「これは…」
(村山淳さん)
「道路標識なんですけど『100メートル先に曲がり角がいっぱいありますよ』という内容が、昔の言葉で書かれている。『屈曲多シ百米先』と」

なるほど。これは確かに読めません。

右から左に向けて、漢字とカナで「屈曲多シ」と書かれた金属の板。
全国で唯一といわれる香川の「激レア」標識

(城記者)
「見たことがない…」
(村山淳さん)
「そうですね、私もここでしか見たことが無い」

なんと戦前の道路標識だった

それは戦前に設置され、今なお現存する道路標識でした。