スマホの使いすぎ!?姿勢の悪さも「気象病」に影響

気象病を悪化させる可能性があるのが「姿勢の悪さ」です。
スマートフォンの使用や運動不足によって姿勢が悪くなると、骨格がゆがんで背骨に負担がかかります。
背骨の中心に自律神経があるので、姿勢が悪いと自律神経に悪影響を及ぼし、体調不良につながってしまいます。

久手堅医師は、「姿勢を改善することで気象病も改善することが多い」と話します。

せたがや内科・神経内科クリニック院長 久手堅司医師:
当院を受診される方には立って姿勢をチェックさせていただくんですけれども、俗に言うストレートネックの方などは頭を支えるために首こりや肩こりが多くなる。そこから頭痛とか様々な症状が出るので、姿勢に気をつけていただく。
胸を張るとか胸を伸ばす、腕を伸ばすことを1時間に1、2分やっていただくだけでも姿勢が改善して不調が減ってくる方が多いです。

若年層でも広がる「気象病」

久手堅医師によると、気象病で悩む10代の患者が近年増加してきています。

原因として考えられるのは、外で遊ぶ時間が減っている一方でスマホの使用時間が増えていることや、睡眠不足。疲労やストレスで自律神経が乱れて不調がひきおこされます。

小学生から高校生の「推奨睡眠時間を満たしていない割合」は7割から9割。高校生では各学年の2割以上が睡眠時間6時間未満というデータもあります。

子どもの「気象病」は他の病気と思われがちなので、より一層ケアが重要になるということです。