インド西部で、乗客乗員242人を乗せた旅客機が離陸直後に墜落しました。

事故があった機体は、ボーイング787型、通称ドリームライナーで、製造したアメリカのボーイング社が公表しているデータではこれまでに機体が損傷する事故はありませんでした。

ボーイング社は「エア・インディアと(事故があった)171便に関して連絡を取っていて、必要に応じて支援する準備ができている。乗客、乗員、初動対応にあたっている方、そして、すべての関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます」との声明を発表しています。

“290人以上死亡”ロイター報道(13日01時07分更新)

インド西部で242人を乗せた旅客機が離陸直後に墜落した事故で、ロイター通信は「290人以上が死亡した」と報じました。地上で犠牲になった人も多数いるということです。

インドメディアによりますと、12日、西部・グジャラート州アーメダバードの空港付近で、イギリス・ロンドン行きのエア・インディアの旅客機が墜落しました。

旅客機は離陸から数分後、緊急事態を知らせる「メーデー」を発信し、市街地にある医科大学の学生の宿舎に墜落、炎上したということです。

旅客機には乗客乗員あわせて242人が乗っていましたが、ロイター通信は当局者の話として、「290人以上が死亡した」と報じました。地上でも多数の人が犠牲になったということです。

エア・インディアは乗客について、インド人が169人、イギリス人が53人と発表しています。ほかの乗客の国籍はポルトガルとカナダで、日本人は含まれていません。

インドのモディ首相は事故を受けて、「言葉では言い表せないほどの痛みで、胸が張り裂ける思いだ」との声明を出しています。

【写真で見る】離陸直後に高度が下がる SNSに投稿された映像