日本で初めて魚肉ソーセージを開発した愛媛県八幡浜市の食品加工会社、「西南開発」が8月いっぱいで生産を停止し、年内をめどに自主廃業することが分かりました。

愛媛県八幡浜市の食品加工会社「西南開発」は、1950年に八幡浜で水揚げされた新鮮なアジを使った日本初の魚肉ソーセージ「スモークミート」を開発した企業として知られています。

1973年には、日本マクドナルド向けにミートパティの生産も始めましたが、現在は関連会社に移管しています。

代理人の弁護士によりますと、2年前から事業を縮小し人員整理を行ってきたものの燃料や原材料などの高騰も影響し厳しい状況が続いて、取引先に迷惑をかけない現段階での事業停止を決めたということです。

魚肉ソーセージのオンラインでの販売は来月10日をもって終了。
8月末ですべての商品の生産を停止し、年内をめどに自主廃業するということです。