鮮魚店でも影響

一方、こちらは新湊地域にある鮮魚店です。主に新湊漁港から旬の魚を仕入れています。

この日、売り場には1キロ分のシロエビが並びましたが、休漁の影響で仕入れ先はすべて岩瀬漁港。新湊産の魚に張るシールもシロエビにはありません。

土屋鮮魚店 土屋和久代表
「私ら今岩瀬から用意しとるんですけど、料理屋さんに卸していた分は全く出せんで困っております」

土屋鮮魚店では氷見の飲食店や県外の温泉にシロエビの卸売りもしていますが、休漁の影響で店頭販売以外はストップしています。

値段も高騰していて50グラムで550円と2~3年前の2倍となり、地元客の買い控えも起きていると言います。

客「買えません。高くて買えません。めちゃくちゃ高いです。でも獲れて良かったね」
毛田千代丸キャスター「岩瀬産らしいですよ」
客「ああ~。新湊産でないの?ああ~」
毛田千代丸
キャスター「やっぱり新湊の欲しいですか」
客「そりゃそうよ。ここ大体新湊産が多いもん。だから買いに来てるんだけど」

この鮮魚店では単価の高いシロエビの売り上げが全体の約3割を占めています。

シロエビ漁は11月末までですが、土屋代表は不漁が長期化すれば売り上げへの大きな打撃になりかねないと危惧しています。

土屋鮮魚店 土屋和久代表
「私ら新湊のシロエビで商売しとる者はやっぱり注文はなくなってくると思うよ。たくさん(シロエビが)獲れてくれたらいいなと。今度はその毎日大漁だよっていうニュースを皆さん方にしてもらいたい。そういうふうに思っております」