全国で続々と梅雨入りが発表されています。雨や湿気に悩まされることが増えるこの時期、家庭で気を付けたいことの一つが「食中毒」です。

梅雨の食中毒を防ぐために家庭でできる対策をフードコーディネーターの加藤奈美さんに聞きました。

■冷蔵庫を過信しない!

加藤さん「余った料理や作り置きの食材は冷蔵庫に入れておけば安心と思うと大間違い!入れ方次第では食中毒の原因になってしまうことも」

例えば、カレーを作って鍋ごと冷蔵庫へ…どの家庭でもありがちなシーンですが、しっかり冷ましてから冷蔵庫に入れないと、次の日にはカレーの上に白い物が浮いている可能性も。また、鍋が冷めていないと周りの食材が傷む原因にもなるので注意が必要です。

■冷蔵庫のNG行動

(1)温かいまま食材を入れる:温度が上がり菌の繁殖リスクが高まる。

(2)詰め込みすぎ:冷気が回らず温度ムラが発生。

(3)扉を開けっぱなし:冷気が逃げて庫内温度が上昇。

また、冷蔵庫の中は「奥」や「ドアポケット」が冷えにくい場合もあるので要注意です。

■毎日使う台拭きは大丈夫?

食卓で毎日使用する台拭き。テーブルをきれいにするつもりが使い方によっては逆に雑菌を広げてしまうおそれも。

どうすれば台拭きを清潔に保てるのか?まずは「臭い」を確認することが大切です。臭いがあるということは「何か」がいると思ってすぐに対策を。

【台拭きの除菌方法】
(1)耐熱用の袋に台拭きを入れる。
(2)電子レンジ600W設定で1分加熱。
(3)取り出して冷まして使う。

台拭きだけでなく、まな板や食器洗いのスポンジも洗った後に熱湯消毒するのがおすすめです。