■フードコーディネーターおすすめの「抗菌常備菜」とは?

加藤さんが“抗菌三種の神器”と呼ぶ(1)調味料(2)薬味(3)スパイスが入った常備菜のこと。

【抗菌のポイント】
(1)酢やスパイス、薬味には殺菌・抗菌効果があり保存性アップが期待される。
(2)日持ちだけでなく菌の繁殖を抑える工夫がされた常備菜は忙しい毎日に心強く、物価高騰の味方にも。
■生活に取り入れたい調理・保存時の注意点
菌が繁殖しやすい「危険温度帯」(30~60℃)を素早く通過させることが大切です。
【食べ物を菌から守るコツ】
(1)加熱後はすぐに保存容器に移し、速やかに温度を下げるために保冷剤の上に容器を置いて。
(2)蓋は冷めてから。熱いうちに蓋をすると蒸気で水滴がつき傷みやすくなる。完全に冷ましてから密閉を。
(3)保存容器は煮沸またはアルコールで除菌しておく。
(4)冷蔵庫に入れるのは料理が10℃以下になってから。温かいまま入れると冷蔵庫内の温度が上がり他の食材にも悪影響。直接食べたり箸を入れず衛生的に取り分けることも大切。
家庭でできる対策はたくさんあります。気にしすぎると疲れてしまうかもしれないので、上手く抗菌生活を取り入れて梅雨の時期を乗り切りたいものです。