気象庁によりますと、今週は大型の台風26号が沖縄方面に接近する一方、北日本には本格的な冬の寒気が流れ込みます。それぞれの地域で災害級の現象に注意が必要です。



台風26号と前線の影響で大雨のおそれ
大型の台風26号は南シナ海を西北西に進んでおり、12日にかけて南シナ海を北上し、13日頃には台湾付近へ、14日頃には沖縄の南へと進み熱帯低気圧に変わる見込みです。
この台風周辺からの暖かく湿った空気が、沖縄の南付近に停滞する前線に向かって流れ込むため、沖縄・奄美地方では大気の状態が非常に不安定となり、12日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。
北日本は積雪・凍結に注意
北日本では11日にかけて、寒気を伴うトラフ(気圧の谷)の影響で、積雪や路面凍結による交通障害、着雪への注意が呼びかけられています。内陸部や山沿いを中心に、本格的な積雪となる所がある見込みです。
週後半の天気の見通し
14日(金)~15日(土)は晴れる地域が多い見込みです。週明け17日(月)は北日本を中心に再び荒れるおそれます。
【西日本・東日本(太平洋側)】
基本は晴れやくもりの日が多い見込み。13日(木)と17日(月)は、一時的に雨が降る可能性。
【北日本・東日本(日本海側)】
くもりや雨、または雪の降る日が多い見込み。特に17日(月)は、冬型の気圧配置が強まるため、荒れた天気(雪や強風)となるおそれ。
【沖縄・奄美】
雨やくもりの日が多い見込み。特に14日(金)にかけては、台風26号の影響もあり、大雨(警報級になるおそれも)に警戒が必要。














