屋久島町の口永良部島で火山活動が高まっているとして、気象台は、噴火警戒レベルを2から、3の入山規制に引き上げました。
気象台によりますと、古岳付近では火山性地震がきょう11日午後9時までの10日間で135回発生しています。
気象台は「火山活動の高まりが認められる」として、11日午後9時に噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」から3の「入山規制」に引き上げました。
これを受けて県は災害警戒本部を設置しました。
口永良部島には4月時点で86人が暮らしています。
気象台は火口からおよそ2キロの範囲では、大きな噴石と火砕流に警戒を、向江浜地区から新岳の南西にかけては火口から海岸までの範囲で、火砕流に警戒を呼びかけています。
口永良部島の噴火警戒レベルが3になったのは去年10月18日以来です。