夏の甲子園を目指して7月12日に開幕する、高校野球鳥取大会。
大会までおよそ1か月、球児らは日夜、練習に励んでいます。
そんな中、選手として20年間野球を続け、この春から指導者として新たな道を歩み始めた男性がいます。
彼の目指す、高校野球の姿とは?
米子工業高校硬式野球部 松田凌真 コーチ
「守備意識してほしいのは時間管理。ゲッツーこのくらいの打球だったらこんぐらいのプレーせんといけんなとか元気出してやっていきましょう。はい!」
練習前、円陣を組んでチームを鼓舞するのは、松田凌真さん、25歳。
この春、米子工業高校の常勤講師として採用され、硬式野球部のコーチに就任しました。
そんな松田さんが野球を始めたのは小学生のころ。
1年生でスポーツ少年団に入り、中学に上がると米子市を拠点に活動する硬式野球チーム、米子ボーイズに所属しその腕を磨いてきました。
めきめきと力をつけ、高校3年生の夏には米子東のキャプテンとしてチームを鳥取大会の決勝へと導きましたが、惜しくも準優勝に終わり、甲子園出場の夢は叶いませんでした。
米子工業高校硬式野球部 松田凌真 コーチ
「あの時の悔しさを忘れずに指導するときもやってる感じですね」