屋久島町の口永良部島では、地震活動が活発化していて、噴火警戒レベルが3の「入山規制」に引き上げられる可能性があります。

気象台によりますと、口永良部島では2020年8月29日の噴火以降、噴火の発生はありませんが、古岳付近では2023年6月以降、山体が膨張した状態が続いています。

古岳付近では、火山性地震がこの10日間に132回発生していて、きょう11日中にあと3回観測されれば、噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げられます。

気象台は引き続き、火口からおよそ1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、西側では新岳火口からおよそ2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。