仙台市内の百貨店で今年も中元商戦がスタートし、訪れた人たちが送り先を思いながら商品を選んでいました。今年は物価高騰の影響などから中元の商品選びや予算にも変化が出ているようです。

「仙台三越、お中元、今年も頑張るぞ!エイエイオー!」仙台市青葉区の仙台三越に11日オープンした中元の特設売り場には、牛タンや笹かまぼこ、宮城の銘菓のほかハムやビールなどおよそ900点が並びます。

村上晴香キャスター:
「様々な商品がある中、今年のおすすめは、東北の魅力ある商品を集めた『むつめくTOHOKU』です。中には仙台三越限定、人気ジェラートの詰め合わせもあります」

魚のうまみと甘味をしっかり引き出しふっくらとした食感に仕上げた笹かまぼこの詰め合わせもこの百貨店限定。また、ローストビーフは中心を柔らかなレアの状態に仕上げ口の中でとろけるような食感を堪能することができます。訪れた人たちは日頃の感謝の気持ちを伝えようとじっくりと商品を選んでいました。

買い物客:
「人気があるのはかまぼこ。違う、ほかのところのものと」
買い物客:
「暑いので冷たいものを(選んだ)。親戚やお世話になった方が喜んでくれるかなという思いで」

仙台三越は、今年の中元の平均単価を去年を300円下回る4000円、購入する数は去年並みの4.9個と予想しています。物価高騰や送料の値上げなどから予算を減らす動きが出てくるとみています。

買い物客:
「いくらって金額を決めてそこを超えないようにちょっと抑えつつ、おいしく食べてもらえるような思い」
仙台三越・小宮仁奈子社長:
「今年は自宅の食卓も色々事情が変わっていると思う、仙台ならではの品も集めているので、是非贈答先の顔を想像しながら喜んでもらえることを願って選んでもらえたら」
仙台三越の中元特設売り場は7月27日まで開設されます。