陸上自衛隊・奄美駐屯地で、実弾を使った射撃の競技会が開かれました。奄美駐屯地で射撃競技会が報道陣に公開されるのは開設以来初めてです。
競技会には、奄美市の奄美駐屯地と瀬戸内町の瀬戸内分屯地のあわせておよそ600人の自衛隊員のうち、奄美警備隊に所属する70人が出場しました。競技会では、隊員2人が同時に5.56ミリ小銃でおよそ200メートル離れた標的めがけて発砲し始めます。
そして、徐々に距離を縮めながら最後は照明を落とし、暗視スコープを使って、命中率を競いました。
(陸上自衛隊奄美駐屯地司令 長谷川健1等陸佐)「射撃能力が高い隊員が、より評価され、周りの隊員からの目標となっていくことを期待している」
奄美警備隊では今年度から射撃訓練隊を編成し、射撃能力のさらなる向上を目指していくということです。
(奄美警備隊射撃訓練隊教官 金子卓也3等陸尉)「5年計画を持って、奄美警備隊が射撃がすごい部隊だとブランド化できるようにやっていく」
このほか、5.56ミリ機関銃の射撃競技も行われ、隊員らは、日頃の訓練の成果を披露したということです。