(東川今さん)
「あー、でもだいぶ物も撤去されてますね」

東川さんは今後の生活や自宅の再建などの「大変さ」を最近実感したと語ります。
(東川今さん)
「こういう現状にあってしまった人たちにも、綾里の人たちには楽しんでほしいなって思うので。それの一助に私が少なからずなれたらいいなって頑張ってます」

東川さんは現在、仮設住宅に住みながらも祭りに向けた熱意を失わず準備に奮闘しています。

5月28日には実行委員長の木下拓さんらと地区の集まりに顔を出し、夏祭りについて説明しました。

(東川今さん)
「本祭りが地域の皆さまにとって楽しく心に残るひと時となりますよう、実行メンバー一同心を込めて準備を進めております」
地域の反応は上々で、後押しを受けた実行委員たちは毎週のように会議を開き、祭りで行うイベントの内容などを話し合っています。

さらに、祭りの開催に必要な資金を補うためにクラウドファンディングも行っています。
(木下拓実行委員長)
「山林火災もあって、コロナもあって、しばらくできていないっていうこと把握してたんで5、6年ぶりに開催することを皆さん知ってて期待してくれてるんで」

(東川今さん)
「一番の思いとしては、綾里の方たちが楽しめる場を提供したいってことが一番なので。そこに向けて頑張っていきたいと思います」
祭りを復活させて綾里に笑顔を!

山林火災からの復興への第一歩として、住民を元気づけようとする若者たちの奮闘は、8月14日の祭り当日に向けて加速していきます。