政治家の“お金の出入り”を可視化 寿司・キャバクラも…

藤森祥平キャスター:
政治資金収支報告書データベースは、誰でも検索すれば見られます。画期的なのは、好きなワードを打っていくとヒットします。例えば「すし」と検索するだけでいろいろ出てきます。

プチ鹿島さん:
検索すると「野次馬が過ぎるんじゃないか」という声もあるかもしれませんが、政治家は自分から「なりたい」と言って公人になった人たちなので、説明できないお金があってはいけないと思います。だから民意の力でどんどん緊張させるというのは大事だと思います。

藤森キャスター:
企業団体献金のあり方などの判断材料にもなりそうです。

プチ鹿島さん:
自分の好きな政治家や気になる政治家についても、これで調べれば、その人の個人の献金が出てくるわけですよね。企業がどういう政策に反応しているかも調べられます。希望的観測ではないですが、「しがらみがなくてちゃんと応援しているんだ」となれば、もっと政治を語れる風土ができてくる可能性もあると思います。

藤森キャスター:
開発者の西田さんは、「不正を暴くためのデータベースではなく、政治家がどこからお金を貰い、どう使ったかを簡単に見れる感覚を持ってほしい」と話しています。

政治資金に詳しい日本大学の岩井奉信名誉教授は「収支報告書が手軽に見られると、政治家側も監視されているという気になり、金の使い方も変わる」と指摘しています。